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北アルプスもテント泊もはじめての初心者による縦走記録 装備のあれこれ、反省点。これからチャレンジする人の参考になればうれしいです(・∀・)


by fwwwexb

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2013.09.13 北穂~南岳

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2144519.jpg

感涙のミートパスタ。


山を登るほどに感じるのが「食」の大切さ。


限界まで体力を使い切る登山では、
基礎体力だけではなく、何を食べて生き延びるか、
大げさでなくそう感じる時があります。


前夜は炊事の気力すらなくアルファ米。
今日の朝食もアルファ米。

アルファ米も悪くはないですが、
炊いた米とはエネルギーの感じ方が違います。

ここまでの道でも時折、
ガス欠の様に力が入らない瞬間がありました。


「ちゃんとした飯を食わないともたない。とにかく炭水化物。」



そう考えた私は、北穂でのランチを励みにしてきました。

しかも、、、

なんといっても北穂高小屋にはパスタがある。
そう2年前、この小屋でラーメンを注文してしまったことを
ずっと悔いていたのです。

なぜ北穂でラーメンだったのか、、、
パスタを食べている人も見えたのに、、、


帰宅してなお、
朱色に輝くナポリタンを注文しなかった自分を責めました(大げさでなく)



そして今日。
谷底に落っこちかけながら、辿り着いた北穂高小屋。

絶景のテラスにも目もくれず、
3000Mにある山小屋とは思えない、洒落た小屋内へ。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_21593147.jpg


ようやく注文したのはナポリタン!ではなく、


思わず目に止まった、ミートソースパスタ(^ー^)


お水にスープ、そして粉チーズまで、、、
もう山に体が慣れてしまい、些細な事で感動します。


そしてボリュームたっぷりのパスタの美味いこと、美味いこと、、、


北穂高小屋でパスタをいただく。
2年越しの雪辱を、見事に叶えました。


それにしても、この小屋は洒落てますね、、、


多くの人が屋外のテラスを目指すためか、人が少なく静かな小屋内。
クラシックが流れ、穏やかな空気が流れます。



パスタを食べ、満足感と安堵感から放心状態で佇んでいると

隣のテーブルの紳士から
これから目指すという奥穂から、
先のルートについて相談を受けます。

奥穂の先は前穂にするか、涸沢から降りるかどうしようかと。

「既に横尾を通ったのなら、吊尾根がオススメ。
 上高地を見下ろしての下山は最高ですよ!」とアドバイス。


話し終えて、、、

ああ自分もいっちょ前に
ルートを人に語れるようになったんだな、、、と

少々感慨、、、

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2281095.jpg


賑やかな山小屋のテラス。

こんな時、ぼっちの私はちょっとした孤独を感じますが、
一人でザックを担ぎ出す緊張感と、自由さもまた良いものです。



そんな一人者にも、明るく声をかけてくれるのが
北穂高小屋売店のお姉さん。

2年前もそうでしたが、

到着した人には「お疲れ様です~」

出発する人には「いってらっしゃい!」

その一言がどれだけ嬉しいか。
(過酷な環境で働いて、大変なはずなのに、、、)


美味しいパスタ、感じの良いお姉さん。
私は北穂高小屋に、とてもとてもいい印象しかないです。


で、12時。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22201545.jpg


パスタパワーで、もう気持ちに揺らぎはありませんでした。
体は限界。でも気力と天気だけは、なんとか持ちそうだ。

そう判断した私は、大キレットに向かうことにします。

2年前、逆方向から必死でたどり着いた、思い出のルート。

いざ南岳へ

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2226795.jpg


そうそう記憶の通り、
このルート、北穂高小屋までのラストが急登なんですね。

小屋を目前にいきなりのはしご下降。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22383197.jpg


これまでガスだらけだった山行も、
ここに来て、素晴らしい景色を見せてくれるようになりました。

この高度感、眺め、まさに北アルプス。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22411254.jpg

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22444379.jpg


それにしてもグイグイ下りますね、、、

大キレットの名の通りといえばそれまでですが、
人間の記憶など曖昧なもの。

2年前に通った道なのに、ほとんど記憶がありません。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22461649.jpg


12時30分。北穂高小屋から30分。

思いの外時間が経過したところで下りきり、
トラバースルートへ。

またモクモクとガスが込んできました。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2247539.jpg


また難所らしい空気が出てきたな、、、

岩との格闘が、体に染み付いてきたのか、
自然と本能の警戒レベルがグイッと上がります。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_225073.jpg


岐阜側を覗くと、身震いするような岩肌。

これこそ穂高の岸壁。

誰も寄せ付けないこのオーラ。

一人、静かな山で対峙すると心の底から圧倒されます。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22522410.jpg


北穂高小屋から45分で、飛騨泣きのスタート。

2年前は飛騨泣きの場所すらよく分からなかったのですが、
今回はここだとハッキリ認識できました。

信州側から飛騨側へ。
ストンと落ちるようなルートですね。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22552343.jpg


まずは信州側の壁をトラバース。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2157329.jpg


足元は落ちていますが、
ぶっとい鎖とステップがあるので、しっかり三点確保で移動できます。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2159161.jpg


振り返るとこのような感じ。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2201289.jpg


渡り切ると、岐阜側に岩を乗り越えます。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_221174.jpg


すぐに飛騨泣き核心部。

岩を一つ越えただけで、岐阜側の方が暗く、気温も低く、
緊張感も高まるのがすごいところ。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2233663.jpg


一瞬ではありますが、切れ落ちた谷への急な下り。

鎖とクギに助けられ、なんなくクリア。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2264676.jpg


岩の上から手前に降りてくるルート。

さすがに岩場の昇り降りは、体が身につけている感じですね^^

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2272139.jpg


難所を超えると、まさにキレットへの下り。
最低鞍部を目指して、ひたすら高度を下げます。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2293187.jpg


振り返るとこの壁。

2年前、コルからの登りが死ぬほどきつかったのを思い出します。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2212072.jpg


雲の切れ間。
これからのルートが垣間見えます。

コルまでは近い。

しかし、、、

コルからあんな急登だっけか?^^;

人間の記憶など実に曖昧なもの。
そして都合の良い事しか覚えてないという事実を、
何度もこの登山で実感させられます。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22153892.jpg


間もなく鞍部。

前回の大キレットで、一番思い出深いのが
この浮石だらけの登りでした。

穂高の真っ黒な岩壁に向かって、
それを拒むように滑る岩場をよじ登ったこと。
本当に辛かった、、、


そんな感慨にふけっていると


「チューーーン」


親指の頭ぐらいの小石が落石を起こしたようで、
銃弾のように頬をかすめました。


「怖っ、、、」


あんな小石でも、パチンコで弾かれたように飛んでいくのか、、、


感心すると同時に、少し目が覚めました。

何、余裕ぶっこいて思い出に浸ってるんだか。
北アルプスの岩場で一人なんだぞ。油断してる場合じゃないだろ、、、

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22293199.jpg


A沢のコルには13:30頃到着。

北穂高小屋から1時間30分。

大キレットのコースタイムが3時間ですから、ちょうど半分。
15時頃には到着できそうだな、、、安堵感が湧いてきます。


では参りますか、この稜線に。
お久しぶりの長谷川ピークへ。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22334271.jpg


コルからの登り返しは、早速激しい登り。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22365883.jpg


十数分の登りで、振り返ればこの光景。
高度の上げ方が半端ない、、、

まさに要塞のような北穂の岩壁。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22383729.jpg


それでもこんな場面が、岩登りをしていて一番楽しい時間。


ほんの一つの岩場でもクリアするたびに感じる達成感。


しかも、、、
時間が時間だけに、すれ違う人がほとんどいないんですね。

この素晴らしくも緊張感のある場所で、
ただ一人、目の前の岩に没頭できる。


大勢人がいると、安心感はありますが、
ちょっとしたストレスや、焦り、迷惑をかけちゃいけないという心配。
いろいろ気になります。


でも今は一人。
大キレットに一人。
もちろん、とても幸せです。


2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22425041.jpg


よじ登ってきた稜線を振り返ります。

時折ヒューという風の吹き上がる音。
そしてその吹き上がる風の境から、
わた菓子のように、雲が生まれるのが見えます。


そして長谷川ピークへ。


2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22503695.jpg


正直、思いの外怖かったです。

経験済なので全く心配していなかったのですが、、、



この山行初の快晴。
ガスも無くなり、リアルに高度感が出てきたのが効いたようです。

しっかりしたステップもあるのですが、
足元が綺麗に谷底まで見える。

うーんじっくり見ると、やはり怖いわね~ (笑)

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22574977.jpg


見上げれば越えるべきピーク。

慎重に登れば問題ありません。

ここもすれ違う人なし。自分のペースで進めるのが良いですね。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_230285.jpg


鎖をたどり、ピーク手前の岩場をクリア。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2322191.jpg


13時56分、長谷川ピークの表示に到着。
北穂高小屋から2時間。


ヨシヨシ ヨシヨシ 無事クリア。


本当に良かった。

いわゆる”難所”というのはここが最後。
命を張るような場所も、もうないはずです。

常に気を抜けない山道ではありますが、
やはり難所は絶対的に危険ですからね、、、


ほっとほっとの一息をついて、
最後の南岳まで、気合を入れ直します。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2203771.jpg


長谷川ピークを超えれば、南岳そばの急な登りまで、
比較的になだらかな道。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2213621.jpg


すれ違う人もますます少なくなり、
私の後ろ側にも人はいないようです。

確かに今14時。
これ以上遅くなると、日没の危険すらありますからね。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2234782.jpg


稜線を無心で下りながら思うのは
これまでのこと。

朝7時30分に穂高岳山荘を出発した自分。

よく考えれば、昨日は10時間。
西穂から壮絶な岩場との戦いをしたきた自分。

結構、前の事にように思えて、
ほんのここ二日間の出来事。
不思議な感慨に浸っていました。


2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2282333.jpg


もう”槍”の表示。
そう、もう槍が近づいている。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2211675.jpg


北穂に向かう数名すれ違った後、
完全に誰とも会わなくなりました。

岐阜側の景色も開け、一人で佇みます。

気を抜くと倒れそうに疲れているのに、
瞬間瞬間、素晴らしい景色が励ましてくれます。


天気が回復してきてくれたのが
何よりラッキー。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22142221.jpg


それでも、南岳が近づくたびにアップダウンが激しくなり、
さすがに疲労が限界に達してきました。



晴れて喉も渇く、、、

そんな時、ハイドレーションのホースが折れ曲がったのか、
上手く給水できません。

仕方なくザックを下ろしかけた瞬間


「ぐふっ、、、(心の叫び)」

腰に氷のナイフを突き刺すような、ぎっくり腰。

「痛っテ!!!!!!」

冷や汗にもならない冷や汗で、
何もできません。


その瞬間思ったのは、ここで動けなくなった場合どうしよう。
でした。

まさかいきなりヘリじゃねえだろ。
こんなまだまだ動ける奴が、
ギックリ腰程度で救助要請もないわな、、、



まあ這いつくばってでも、南岳に行こう。
夜には着けるだろうし、最悪ここでテント張れば良い話だ。


水を多めに飲み、
恐る恐る、ザックを担ぎ直します。


なんとかなんとかいけそう。


というか、重い荷物を担いでいる方が
腰が痛くない、、、なぜ!?(逆ヘルニア???)

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22235881.jpg


腰に両手をあて、コルセットのようにフォローしながら
ゆっくり進みます。

またここから最後の急登か、、、

やっぱり楽じゃないな、、、
分かっていてもここまでとは。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22274791.jpg


稜線の”比較的”なだらかなルートを登り終え、、、

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22283644.jpg


プチギックリ腰の恐怖で、一気にスローダウンした私が、
南岳への急登に取り付けたのは、既に15時を回ったころ。

既に大キレットの標準コースタイム
3時間を超過していますが、もう無事に辿り着くことだけが目標。


というかそれだけで、十分上出来です。


2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22315919.jpg


不思議な事にハードな岩場になるほどに
腰痛が消えます。

うーん、まさか体が岩稜登山に順応してしまったのか?

ただ、体力は限界。

一歩登るごとに息を整え、これまでになくペースが落ちます。


そして最後の試練の如く、また岩場はガスに包まれ、、、

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22352661.jpg


急登に取り付いて15分。


そういえば2年前、この下りが初の難所体験でした。

富士山と八ヶ岳しか経験が無かった私が、
初めて直面した絶壁。

「これ結構やばい、、、」
そう思いながら、前後のパーティに迷惑をかけまいと
必死に足場を探したもので、、、



そんな思い出に浸るほどに、足が動きません。


満身創痍。


あと少しでゴールの期待と、まだたどり着かない絶望。
交互に気持ちが回転しながら、30センチづつ歩を進めます。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22421875.jpg


しっかり岩場の登り。

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そして見下ろせば、必死の歩みの成果。

もうそろそろゴールじゃないかな、、、

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22452727.jpg


では、な~~~~~い^^

そういえば、この落石の川みたいな場所があったことを
おぼろげな記憶が思い出します。

滑る足元。

しかしこれだけ疲れていても、
足だけはほんの少しながら、休むことなく動き続けます。


きっと、、、足を止めたら終わる。

そんな本能が働いているような気がします。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2248244.jpg


落石リバーを登り切ると、岩岩地帯。

まだ何も見えませんが傾斜が緩くなり、
そろそろゴールかという期待が、高まってきます。

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もう間もなく16時。
テントなら飯の時間。


もう細かい思考がなくなり、
このまま永遠に歩けるような感覚におそわれていました。
(脳内麻薬が出始めていたようです^^)


ぜんまい仕掛けの人形のように
超ユックリと、ペースを変えず歩く私。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2254760.jpg


あ、、、

ようやくだ、、、登り切った、、、

驚くほど感慨がありません。
心の遠くで安堵感がある感じ。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22554870.jpg


間違いなく、ここまで来ました。
小屋まではあと少しだ、、、

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22574485.jpg


ようやく、、、寝れる、、、

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_22584723.jpg


ただいま!この看板。
大キレットに武者震いして突入した2年前。


足腰が限界のため、ぜんまい仕掛けモードで歩く私。


南岳小屋前でくつろぐご夫婦に話しかけられます。

「キレット越えてきたの?」
「ええ、、、12時に出ましたけど^^」

「結構時間かかるんだね~明日行くつもりだから、、、」
「いえ、私は特別遅いほうなんで、、、(汗)普通の方なら3時間ですよ。」



南岳小屋着は16時。
北穂高小屋からがっつり4時間かかりました。

朝の穂高岳山荘からは8時間30分経過。


そう特別遅いんです、私は。
でも、、、、こんな満喫できた大キレットもないんだから。


そして、やがて哀しきテント泊。
満身創痍だろうが、設営して、ご飯を作らねば死んでしまいます。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_21314751.jpg


小屋に寄りテントの受付を済ませ、
面倒な水の購入を先に済ませます。


少々心配していたテント場の混雑状況は問題なし。
まっ平らな設営場所を確保できました。


しかしザックを下ろすと、腰激痛が再発。

イテテテテテテ、、、、


前かがみの体勢のまま、なんとかテント設営を完了。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_21371810.jpg


大キレット踏破の喜びを、なっちゃんで乾杯。
飲み水切れを心配して、北穂高小屋で買ったもの。

実は登り始めると、ほとんど休憩を取らない私。
(歩みが遅いせいか、休憩がストレスになるんですよね、、、笑)

ジュース一本を運搬する羽目になりましたが、まあ良しとしましょう。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_21402323.jpg


間もなく17時30分。
日没前に飯を作るぜ!

これだけ体力を使ったのだから、ガッツリ食いましょうということで、
無洗米を炊飯です。

そして今日のメインディッシュは
新たに投入した【極食】!

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_21442712.jpg


ネットで見つけた瞬間から、
私の厳選山ごはんランキングに、エントリーされた逸品です。

お湯をかけるだけで、本格的な料理が完成するという
フリーズドライ食品。

実に興味をそそります。

「十勝牛すき焼き」と「猿払産ホタテのクリーム煮」という豪華ラインナップ。
今日の日に、相応しい一品と言えましょう。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_21473932.jpg



とは言え下界で検証してこなかったので、
出来上がりに少々の不安が。

ほとんど重量のない、乾燥物の塊。



お米は完璧な炊きあがり、、、(涙)
芯もなく、なんとおコゲもなく、ツヤツヤの炊きあがり。

頑張ったご褒美だな。

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_2151627.jpg


こうなると極食の責任は重くなります。


お湯を入れて1分もすれば、すき焼きの出来あがり!


ん?
 

出来上がり、、、 (不安)

お湯を吸っても、量が増えるわけではないようです。
見た目はミニチュアすき焼き。


しかしご飯に乗せていただくと、


「すき焼きやああああ~」

ガツガツ、ガツガツ、ガツガツ

2013.09.13 北穂~南岳_a0230992_21545859.jpg


ホタテのクリーム煮も、ビジュアルはミニサイズなのですが、
本格的なお味。

こちらもご飯とガツガツ、ガツガツ。


ボリュームは全くないのですが、
味は超本格派。

なんとも不思議なご飯でした。

私は大盛りご飯といただいたので、大満足です。
重量も軽いし、山めしにはピッタリですね。
(極食単体ではお腹は膨らみません^^;)


食べ終わると、ふーーーーっと一息つき、
体が動かなくなりました。


腰の激痛はさらに悪化。

でももうあまり不安はありませんでした。
ここからなら、どうにでもなる。


早々に横になったのですが、
小屋の発電機の音が気になり、落ち着きません。



でも確か20時頃、ストンと発電機が落ちると静寂が広がり、
その瞬間、爆睡に落ちました、、、
by fwwwexb | 2013-09-13 19:00 | 2013 奥穂→槍ヶ岳