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北アルプスもテント泊もはじめての初心者による縦走記録 装備のあれこれ、反省点。これからチャレンジする人の参考になればうれしいです(・∀・)


by fwwwexb

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2013 上高地→西穂
2013 西穂→奥穂
2013 奥穂→槍ヶ岳
2013 槍ヶ岳→上高地
2012 上高地→涸沢
2012 涸沢→ジャンダルム
2012 奥穂→上高地
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2011 ババ平→槍→南岳
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2013 旅のまとめ

3年目に入りました当ブログをご覧いただき、
ありがとうございました(^^)

さて恒例の旅のまとめです。

◇私の時間記録(2013年)

 9月11日(水) 晴れ ※道中の天気

        6時30分 上高地バスターミナル発 
        7時00分 西穂高岳登山道入口着(すぐ出発)
        10時40分 西穂高焼岳分岐
        11時00分 西穂山荘着(泊)

 9月12日(木) ガスか雨

        5時00分 西穂山荘発 
        6時00分 独標着(すぐ出発)  
        6時40分 ピラミッドピーク着(すぐ出発) 
        7時30分 西穂高岳着

        7時50分 西穂高岳発
        9時10分 間ノ岳岳着(すぐ出発)
        9時40分 逆層スラブ通過
       10時17分 天狗岳着(すぐ出発)
       11時4分 天狗のコル着(すぐ出発) 

       13時7分 ジャンダルム基部着
       13時20分 ジャンダルム着
       13時50分 ロバの耳通過
       14時30分 馬の背通過
       15時00分 奥穂高岳着

       15時10分 奥穂高岳発
       15時50分 穂高岳山荘着(泊)

 9月13日(金) ガスのち晴れ

        7時30分 穂高岳山荘発
        8時00分 涸沢岳着(すぐ出発)
        11時00分 北穂高岳、北穂高小屋着

        12時00分 北穂高小屋発
        12時45分 飛騨泣き通過
        13時30分 A沢のコル着(すぐ出発)
        14時00分 長谷川ピーク通過
        16時00分 南岳小屋着(泊)

 9月14日(土) 晴れ

        5時30分 南岳小屋発
        5時40分 南岳着
        7時00分 中岳着
        7時50分 大喰岳着
        8時30分 槍ヶ岳山荘着
        8時50分 槍ヶ岳着

        9時00分 槍ヶ岳発
        9時20分 槍ヶ岳山荘着
        9時30分 槍ヶ岳山荘発

        9時50分 西鎌尾根~殺生ヒュッテ分岐
        10時40分 天狗平分岐通過
        11時40分 ババ平通過
        12時00分 槍沢ロッジ通過
        13時10分 横尾山荘着
        14時10分 徳沢ロッジ着(泊)

 9月15日(日) 雨時々晴れ

        12時00分 徳沢ロッジ発
        12時45分 明神着
        13時25分 上高地バスターミナル着

西穂~南岳の難関ルートは、コースタイム以上かかってしまいました。
5日分のテント泊装備ですから、しょうがないですが、、、

いつもの事ではありますが、
十分に余裕をもった工程を組むことをオススメします^^


◇装備について

 今回、5日間の長丁場になることから、
 衣食住の強化策を練りに練りました。

 それぞれご紹介しましょう。

 -衣
  昨年の奥穂で寒い思いをしたことから、
  ”絶対に寒さで眠れない”事態を避けたいと思っていました。
 
  ダウンジャケット+フリース+ヒートテック+フリー地のズボン
  というユニクロ4点セットを選定。

  
2013 旅のまとめ_a0230992_17382375.jpg


  しかし結論からいうと過剰装備でした(汗)
  
  そこまで寒くなかったというか、気温もそうなのですが、
  後述するマットの切り替えも功を奏して、 
  服を着込むまで、身を守る必要がなかったんですね、、、

  具体的にはフリースと、ズボンは不要だったかなと。
  重量はそうでもないのですが、かさばります。
  もちろん、時期によってはきちんとした装備が必要ですが。

  ちなみにダウンジャケット=ウルトラライトダウンは
  本当に軽く、小さくなり、そしてしっかり保温してくれました。
  何万円もする登山用ダウンもありますが、
  私のように夏山にしか登らない場合は、十分な気がします。
  (生地が非常に薄いので、アウターして着ると破れる不安が拭えませんが) 

 -食べもの

   最もこだわったのが食。
   山の楽しみでもあり、下界で考えるのが楽しいんですよね。

   
2013 旅のまとめ_a0230992_1749483.jpg


   朝食はアルファ米とスープ、昼飯は小屋食か行動食、夕食をとにかくしっかり。
   こんな基本戦略です。

   夕食のラインナップは以下の通り。

   -うどん+うな丼
   -カレー+麻婆春雨
   -ご飯+極食(すき焼きとクリーム煮)
   -たらこパスタ
   
   そしてアレンジを加えるためのトッピングとして、
   乾燥ネギやすりごま、乾燥ワカメ、煮干しまで持参しました。

   さらに生卵ケースまで買って、生卵4個、
   真空パックのベーコンに加え、
   
2013 旅のまとめ_a0230992_17555654.jpg

   
   油や塩、胡椒、コーヒーも30杯分、粉末で作れるお茶等々も準備。

   概ねは上手くいったのですが、

   疲れきったテントの食事では、
   手の込んだ事をする元気がなかったのも事実。
   後、油を使った料理(目玉焼き)は、片付けが大変でしたね、、、


   満足度が高かったのは、たらこパスタ。
   ボリュームが有りながら、山では味わえないたらこ味。
   それでいて、お湯さえ沸かせば簡単に作れるのが良しです。
   
   今回、ママーの「早ゆでスパゲッティミニ」というパスタを
   使いました。湯で時間も3分と短い割に、モチモチした食感でオススメです。
   茹で汁はコーンポタージュに流用です。   
  
   余談ですが、油はnalgene(ナルゲン)という容器を見つけて
   入れていきましたが、漏れることもなく、実に優秀です。
   ほとんどの油を持ち帰りましたが、、、^^;
   

   飲料水は今回より「プラティパス1.8L」を導入。
   
   特に西穂~奥穂間で、頻繁にザックを下ろすのは危険。
   ハイドレーションシステムは必須かと感じました。

   ちなみにその西穂~奥穂間、
   プラティパス1.8L満タン+500MLペットを2本 持って行きました。
   雨ではありましたが、10時間の登山で
   ほとんどの水を飲み干していました。
  
   快晴だとなおさら喉が渇くはず。
   途中に水場などありませんから、
   水には、余裕を持っておくほうが安心です。

   また水絡みで便利だったのが、
   100円ショップで購入した、2L水が入るプラスチックパック。
   小屋で水を買うときは、面倒なので2L以上は買っておきたいんですよね。

   プラティパスとは別に、水汲み用として活躍してくれました。


 -住まい

  住まいとはいっても
  テントはエアライズで変わりませんので、、、
  いじれるのは寝るための環境。

  
2013 旅のまとめ_a0230992_2012728.jpg

   
  この縦走を成功させるためには、体力の維持が必須。
  そう考え、睡眠の質改善に力を入れました。
  これまでは銀マット、枕はなしでしたからね、、、

  まず悩みに悩んだのがマット。
  適度な厚さと重量を両立していて、安心感のあるもの。

  サイズ、メーカ、Web上の情報で、比較に比較を重ねた結果、
  モンベルのU.L.コンフォートシステムパッド150 に決定。

  意気揚々と、石井スポーツに向かったのですが、、、
  実際触ってみると、スポンジ感が強くイメージと違う、、、

  第二候補だった、
  サーマレストのZlite(黄色の折り畳みマットですね)も、
  想像したより、ペコペコ感が強い。

  やはり実物を見ないとダメですね。

  そんな中、いかにも腰をしっかりサポートしてくれそうな
  厚みとサイズで魅力的に見えたのが、
  サーマレストのプロライトでした。

  これ寝心地良さそうやな、、、

  何度も床に敷いて試した結果、
  睡眠ファーストの方針から、プロライトに決定。
  サイズは軽量化も考慮して120としました。
  
  家に帰り、早速広げて見ると、
  頭から腰までしかサポートしてくれません。
  長大な銀マットに慣れきっていたので、
  もうちょっと長くすべきだったと後悔。

  しかし、この後の試行錯誤で、
  完璧な空間を生み出します。


そのきっかけが、、、

  イスカのノンストップピロー。
  
  枕が変わると、眠りが浅くなってしまうデリケートな子なので(^^、
  何か良い枕がないかと見つけた一品です。

  登山に枕とは贅沢な気もしますが、
  この枕、軽いのにスポンジが上手く働いて、
  エアー枕のスカスカ感がありません。
  高さも自分の好みに調整できます。

  しかもアマゾンで1450円!!

  ホント、この枕の貢献度には5つ星を贈呈します。

  なぜノンスリップかというと、
  枕にゴム状の滑り止めがついているからなんですね。

  しかし寝袋ごと乗っかると、さすがに滑る。
  ここはどうしようもないなと思ったのですが、ひらめきました。

  枕を、寝袋に入れてしまえば良いのです。
  そして頭だけマットから出せば、
  よりマットでフォローできる範囲が広がります。

  うーん完璧。
  絶対ずれない安心感。


  後は、、、行き場のない足。

  ザックを置けば良いのですが、
  落ち着かない感じは残ります。

  そこで考えたのが、銀マットの活用。
  40センチ程度にカットして、床に敷けば良いのです。
  重量はほぼゼロ、折りたためば収納の邪魔にもなりません。
   

  さらに副次的な効果だったのですが、、、
  この銀マットが、テント内の炊事場として大活躍。
  
  床直接よりも安定感が増して、ガスも暑い飲み物も安心して置けます。
  さらに外に持ち出せば、テント場で腰をおろすにも使える。
  まさに万能シート。

  
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  ということで凡例です(笑)
  (寝袋のガムテは、羽毛が飛び出さないようになのでお気になさらず。)

  これで睡眠に関して、
  十分すぎるほと満足できるようになりました。
  
◇反省
  
 西穂から奥穂に関しては、自分の技量からして、
 そもそもチャレンジして良い場所なのかという思いは
 今でもあります。

 一方で、体力のあるうちだからこそ、
 無事に帰ってこれた、そんな思いもあります。

 結論は出ませんが、とにかく凄い道でした(笑)

 テント泊装備、雨にふられたのも
 何かの縁だったに違いありません。


 あとは、単純ミスによる
 道間違いが非常に多かったですね。

 明確な◯印を、何度も見逃しました。

 理由は一つ。
 集中力の低下ですね。それも疲れから来る。

 行程に無理があり過ぎたとは思いませんが、
 休憩の取り方、食事のとり方など、
 良くしていく余地はたくさん(たくさん)あります、、、
 

◇最後に、、、

 
 このブログは技術的な事や綺麗な写真よりも、
 山で感じたことや、個人的な思いや格闘を綴っています。

 
 自分が縁あって、北アルプスに登り始めたので、
 同じように、縁があった人の参考になれば嬉しいからです。
 
 私が最初来た時は、あまりの初心者ぶりに
 槍の場所も、小屋で水をどう買うかも知りませんでしたから 笑

 そんな私がお伝えできるのは、
 山で感じたこと、そのものしかありませんので。


 
 てこともあり、


 このブログタイトルは
 「初心者の北アルプス」となっているわけですが、


 西穂から槍へ縦走してもなお、

 「初心者ブログ」なのか、、、と、生意気にも悩みましたが、

 相変わらずパッキングがド下手、
 道に迷うし、スキルもまだまだ。



 てことで、引き続き、

 初心者の北アルプスブログでございます。

 

 【完】
by fwwwexb | 2013-09-11 20:00 | 2013 槍ヶ岳→上高地